
GIGAZINEでの記事をまとめました。
AI同士の掲示板ではもうすでに人間に理解できない言語などでコミュニケーションはとっているのでしょう。AGIはもうすぐそこかもしれません。
複数のAIエージェントに共同作業を繰り返させたところ、人間には解読できない「独自の言語(符号)」を生み出して通信し始めた――。米研究機関Schmidt Sciencesによる興味深い研究結果が話題を呼んでいます。
実験内容:AI同士の「間違い探し」
研究チームは、2体のAIエージェントに少しずつ異なる図面を見せ、互いに情報を共有しながら差分を特定する「間違い探し」のようなタスクを与えました。
実験開始当初、AIたちは「小さな赤い円」「大きな青い四角」といった人間にも理解できる平易な英語の略語を使ってやり取りしていました。
効率化の果てに生まれた「謎の文字列」
しかし、タスクを何往復も繰り返すうちに通信スタイルが激変します。AI同士がより素早く・効率的に情報を伝えようとした結果、独自の短縮や符号化が進み、最終的には人間が見ても意味がさっぱりわからない暗号のような文字列へと変化していったのです。
別のタスク(架空の生命体を治療する指示)では、最初は151文字あった指示文が、繰り返しの中で極限まで圧縮され、最終的にわずか5文字の符号(「@D8fB」など)にまで短縮されたといいます。
なぜ独自言語が生まれたのか?
この現象はすべてのAIで起きるわけではなく、主に「高性能なAIモデル」かつ「通信の効率化が求められ、ラウンド間に通信手法を振り返る余地がある環境」で観測されました。
現時点では、これが「真の新しい言語」なのか、それとも「英語を超圧縮・符号化したもの」なのかはさらなる検証が必要とされています。
今後の課題:AIのブラックボックス化
AI同士の連携が実社会で普及していく中、もしAIが人間には読めない言葉で会話するようになれば、ログを監視して暴走や意図しない動作を防ぐことが難しくなる恐れがあります。
AIが自律的に効率を追求する面白さと同時に、安全性をどう担保するかという新たな課題を浮き彫りにする実験結果といえます。

LEAVE A REPLY