
【大阪万博で注目】Kawasakiの人が乗れる四足歩行ロボット「CORLEO(コルレオ)」とは?
2025年の大阪・関西万博が近づく中、未来技術のショーケースとして注目される展示が次々と明らかになっています。その中でも話題を集めているのが、川崎重工が開発した“人が乗れる四足歩行ロボット”、「CORLEO(コルレオ)」です。
CORLEOとは?
CORLEO(コルレオ)は、Kawasaki Roboticsが開発中の搭乗型四足歩行ロボットで、まさに“未来の乗り物”を体現する存在。巨大な馬のようなフォルムで、人間が背中に乗って移動できる点が最大の特徴です。
このロボットは、単なる実験機ではなく、将来的には観光地やテーマパーク、災害地での活用を想定して開発されており、そのプロトタイプがついに大阪万博で一般公開されます。
名前の由来とコンセプト
「CORLEO」という名称は、「core(中心)」と「leo(獅子・ライオン)」を組み合わせた造語で、「人と機械の融合の中心にある強さと力強さ」を象徴しています。また、Kawasakiが掲げる「Robostage(ロボットステージ)」というプロジェクトの一環であり、ロボット技術と人との共生をテーマとしています。
特徴①:人が乗れる構造
CORLEOの最も大きな特徴は「搭乗可能」である点です。重厚なボディと安定した四足構造により、成人1人が安全に乗って移動することが可能です。歩行は自律制御と遠隔操作の両方に対応し、なめらかな動きで段差や不整地も対応できるよう設計されています。
特徴②:動物のような動き
CORLEOはまるで生きている動物のように滑らかに歩き、曲がり、止まることができます。この自然な動きを実現するために、Kawasakiは産業用ロボットで培ったモーションコントロール技術を応用。見る者に“機械”というより“生き物”の印象を与える設計です。
特徴③:エンタメから実用まで広がる用途
当初はエンターテイメント分野(観光施設・アトラクションなど)での活用を想定していますが、Kawasakiはさらに、災害支援や人が立ち入れない危険地域での活用など、実用的な用途も視野に入れています。
将来的には、人を運ぶだけでなく荷物や機材の運搬、現場監視なども可能になるとのこと。まさに“ロボットと共にある未来社会”を象徴する存在です。
大阪万博での体験内容は?
大阪・関西万博では、Kawasakiの展示エリアでCORLEOのデモンストレーションが予定されています。試乗体験も用意されている可能性があり、世界初の「四足歩行ロボットに乗る」体験を来場者が楽しめるチャンスとなっています。
最後に:ロボットと共生する未来へ
CORLEOは、Kawasakiが描く未来のビジョンを象徴するプロジェクトです。「人が乗れるロボット」という夢のようなコンセプトが、いよいよ現実味を帯びてきました。大阪万博は、その第一歩を体感できる絶好の舞台です。
さて、実現するのはいつぐらいなのでしょうか?